後悔しない叱り方 ブログ
2018.10.12
生さぬ子育てを終えて、今だから分かること
なおっちは、今はもう大人です。
不思議なもので、大人になった彼が会いに来ることをわたしは待っています。
思えば、15歳で自分の意思で養子へいける権利を得た段階で
彼はわたしの元へ帰ってくると信じていました。
成人したら、会いに来るとも思っていました。
でも、どちらも無かったのです。。。。
正直・・・ガッカリしました
寂しかったです
そして今現在、なおっちと一緒にいた年齢の我が子達が傍にいます。
比べるわけではありませんが
あ~。あの時もこうだった
なるほど、あの時はこ=ゆーことだったのか
などと思うことが多々あります。
分かったことの最も大きな意外な事は
育児が苦痛になる原因は、子ども本人には無いってことです
わたしの苦痛の原因は、なおっちの血族のわたしに対する粗末な扱いでした
父親も、祖父母も叔父叔母も全員揃って
「お前が好きで引き取ったのだろう。養うのは当然だ」と堂々と言ってこれるのです
「生母の方がまだマシだった」と対面で言われたときは、
さすがに勇気がくじかれ(自信がなくなること)ました
最近、実子を育てていても
子どもたちにとっての父親である夫に「俺は手伝ってあげてるじゃない」と言われると、
勇気はくじけます
その時に、分かったのです
わたしは、育児や家事が面倒なのではなくて
味方だと思っていた人間たちに、理解してもらえない事が悲しかったのです
ただ、それだけです
子ども自身は関係なかったのです。
子どもを取り巻く大人たちの、共感性の無さや思いやり・感謝の無さが
わたし自身の存在も【価値のないもの】と否定されたようで悲しかったのです。
わたしのその悲しさを癒してくれたのは、ナント
なおっちの生母さんでした。
5年ほど前ですが
彼女の言葉や、行動がわたしを再び勇気づけたのです。
もう一度、養子に迎えて実子として育てようと勇気をくれたのは、彼女でした
だから、わたしは今でもなおっちがわたしの所へ帰ってくる事を信じて待てるのだと思います。
もし今。
生さぬ子の育児や、養父母に育てられているお子さん自身で
モヤモヤ・チクチクしている方がいらっしゃるのならば、
周囲の取り巻く大人たちの人間関係を、見直して見て欲しいと思います。
そもそも、他人の子どもを受け入れようとする人が
意地悪なワケはないのです。
意地悪に見えるのであれば、それにはそう見た方が都合のいい何かが存在するのでしょう
憎まれるようにあえて何かをする子どももいません。
わざとやっているように感じたほうが都合のいい何かが、そう見せているだけです
是非。見えないものを、見てみてください